研課題
J-GLOBAL ID:202104006345662777  研究課題コード:11101287

自然な腐食反応を活用したアルミニウムアルコキシドの製造法の開発

実施期間:2011 - 2012
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 工学研究科, 教授 )
研究概要:
セラミックス材料や触媒等の前駆体として広く知られている金属アルコキシドは高価であるため、実際に製品化されている場合はそう多くは無い。本研究の目標は、有機溶媒中の金属の腐食加速現象を実験的に調べ、腐食生成物の一成分として得られる金属アルコキシドを安価に生産する手段を提示することにあった。具多的には金属種をアルミニウムに絞り、アルコール中での腐食挙動を試行錯誤的に調べた。その結果、アルミニウムアルコキシドは健全な酸化皮膜が生成しない、あるいは生成しにくい溶媒中で数時間加熱還流すると得られることが分かり、初期の目標はほぼ達成された。今後はアルコキシド単品ではなく複数のアルコキシドを混合した複酸化物の合成に展開していきたい。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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