研課題
J-GLOBAL ID:202104006492785426  研究課題コード:11102025

環状ペプチドによる新規血栓溶解薬創生戦略

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 薬学部, 講師 )
研究概要:
開発したプロカルボキシペプチダーゼR(ProCPR)活性化阻害ペプチドを環状化することにより、分子認識における立体構造形成の効果を検証した。ProCPR活性化を阻害するアミノ酸20残基のペプチド両端にシステインをつけ、環状化したペプチドは、50%阻害濃度が約7倍減少し、親和性が大きく上昇した。直線状ペプチドと同程度の阻害活性を保持し、14残基まで低分子化に成功したが、同様に環状化を行ったところ、阻害活性は全く消失した。この結果、ペプチドはある程度のアミノ酸数、あるいは、適度のフレキシビリテイが必要であると考察された。さらに親和性、代謝安定性向上させたペプチドの探索中である。同時にX線結晶解析でペプチドとProCPRの結合部位と結合に関与するアミノ酸を明らかにし、経口血栓症の予防及び治療薬の開発を目指す。
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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