研課題
J-GLOBAL ID:202104006618307010  研究課題コード:12101408

生理機能を活用したフジツボの高付加価値化

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 生物資源研究部, 研究員 )
研究概要:
本課題は、フジツボ抽出物の有する免疫賦活作用と抗腫瘍作用に着目し、種間での活性比較と活性物質の同定および摂取試験による効果の実証を目的に行った。フジツボ種のなかでも、ミネフジツボ由来の抽出物において、高い免疫賦活活性および抗腫瘍活性が観察された。摂取試験に用いる量の抽出物を得ることが困難であったため、活性成分の精製・同定と培養細胞における生理作用解析を中心に行い、免疫賦活物質がキチン、抗腫瘍成分がエイコサペンタエン酸であることを明らかにした。先行研究から、キチン、エイコサペンタエン酸は共に経口摂取での効果が十分に期待できる成分である。今後、フジツボにおける活性成分含有量の定量を行い情報発信していくことで、フジツボの高付加価値化が期待できる。
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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