研課題
J-GLOBAL ID:202104006748386770  研究課題コード:12102331

チタン系材料の高機能化を目的としたネットワーク窒化相の創製

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 理工学部 機械工学科, 助教 )
研究概要:
本研究開発課題では、高硬さの窒化相をネットワーク状に形成させることにより、チタン系材料を高機能化させることを目標としている。そのため、2種類の処理温度(600、 700°C)で窒化プロセスを施した工業用純チタン粉末を種々の温度(800、 1000、 1200°C)で焼結することにより、ネットワーク窒化相の形成挙動について系統的な検討を加えた。その結果、窒化温度・焼結温度の増加に伴い、ネットワーク窒化相の割合が増加することを明らかとした。さらに、作製したサンプルに対して硬さ試験、引張試験、摩擦摩耗試験を実施した結果、700°C窒化材の硬さは著しく上昇したものの、強度特性、摩擦摩耗特性については600°C窒化材が良好な特性を示した。とくに、600°C窒化後に1000°Cで焼結したサンプルが最も優れた特性を示し、諸特性改善に最適な処理条件を選定することができた。
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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