研課題
J-GLOBAL ID:202104006779762923
研究課題コード:12102313
海産石灰化生物の人工培養による砂生産と、培養における低コスト化の実現
実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者:
(
, 大学院理学系研究科(理学部), その他 )
研究概要:
海産石灰化生物としてサンゴ礁域に多産する大型底生有孔虫ホシズナに着目し、効率よい培養方法を検証した。ホシズナは強い光条件を好むため、安定培養のためには成長阻害藻類の繁茂を抑制することが鍵となる。研究の結果、鉛直的な水流によって微細砂を撹拌しつづけることで、ホシズナの成長を阻害することなく藍藻の繁茂のみを抑制できる新しい方法を開発した。 人工培養に必要なエネルギー(電気)・人的労働時間・培養装置の資材費用をそれぞれ計算し、1グラムの生物由来の砂を作るのに必要な金額を既往の方法と比較した。設備費用を含めた場合、新しい方法は既往の方法の約3.6%のコストで済む事がわかった。またランニングコストのみ比較した場合、従来の方法の4.7%のコストであった。この結果は今回開発した方法を採用することで有孔虫を大幅に効率よく培養することが可能であることを示している。
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