研課題
J-GLOBAL ID:202104006794035272  研究課題コード:11104462

鳥インフルエンザ特効薬の製造原料となるシキミ酸を糸状菌から製造する方法の妥当性の検証

実施期間:2011 - 2012
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 農学部, 教授 )
研究概要:
簡易型手動試料破砕機を用いてキノコ菌糸を破砕したのち、有機溶媒と水を用いて、菌糸が含有する一次代謝産物を抽出する最適方法を検討した結果、実験室レベルでの簡易抽出法が確立できた。さらに一般に普及しているHPLC分析システムを用いて、キノコ菌糸から抽出したシキミ酸の最適定量条件を確立することに成功した。本抽出・分析法を用いて、キノコ菌糸に与える光刺激条件を変えた際のシキミ酸蓄積量の増減を測定した結果、キノコ菌糸に光刺激を与えてシキミ酸生合成量を増加させる本技術は、トウシキミからの抽出法と比較して、シキミ酸の新規製造方法として妥当であるとの結論に達した。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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