研課題
J-GLOBAL ID:202104007066079600  研究課題コード:10102374

バイオマスを用いた高機能成形活性炭の開発

実施期間:2010 - 2010
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 繊維・高分子担当, 主査 )
研究概要:
有機系新規バインダーを用いて、成形後1回の賦活処理によりコーヒーかすからの成形活性炭の製造技術を追究した。その結果、1回の賦活処理により、900m2/gを超える成形活性炭を得た。このバインダーは、添加量の増加による比表面積の低下を招くことなく、強度を向上させることが可能であり、実用化可能性の知見を見出せた。また成形活性炭について、VOC及びカビ臭の吸着性能を市販のヤシ殻活性炭と比較した。その結果、トルエンの吸着性はヤシ殻と同等であった。一方、カビ臭については、2-メチルイソボルネオールではヤシ殻に劣るものの、ジェオスミンではほぼ同等の吸着性を得た。これは、比表面積の差や細孔分布が影響したものと推測され、成形活性炭はヤシ殻活性炭に比べメソ孔が多いことがわかった。
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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