研課題
J-GLOBAL ID:202104007468315890  研究課題コード:11101658

TiB2-Al3Ti複合材の実用化試験

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 機械工学科, 教授 )
研究概要:
二硼化チタン(TiB2)は、軽量で、高硬度、高耐食性を有する材料であるが、難焼結性であるため、緻密で高硬度な材料を作製することが困難であった。申請者は、Al3Tiを焼結助剤とすることによって、1000°Cという極めて低い温度で、緻密で高硬度な焼結体を作製できることを見出した。本研究は、この新規な複合材について、作製条件を詳細に検討するとともに、得られた複合材の硬度、靭性、耐酸化性などの基礎特性を評価し、材料として実用化の可能性を探った。その結果Al3Tiの添加量、および温度条件を最適化することにより、ビッカース硬度2200Hv、曲げ強度800MPaの特性が得られ、高硬度、高強度材料として金型、工具等への実用化が可能であることがわかった。今後、高温での強度特性を評価することにより、耐熱材としての応用可能性を検討する予定である。
タイトルに関連する用語 (2件):
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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