研課題
J-GLOBAL ID:202104007764973436  研究課題コード:10102154

医療・生体イメージ応用を目指した近赤外広帯域光源の開発

実施期間:2010 - 2010
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , システム工学部, 准教授 )
研究概要:
医療・生体イメージング技術であるOCT(光コヒーレンストモグラフィー)の高性能化に寄与する近赤外波長の広帯域光源を、半導体量子ドット(QD)を用いて実現することを目標とした。我々が独自に開発してきた、選択領域・選択波長成長技術を用いたInAs-QDの成長により、中心波長が異なる4種類のQDをモノリシックに成長させることに成功した。発光波長1.3μm帯において中心波長が40nmずつ均等にシフトされた4色のQDにより、基底準位間(GS)発光のみで帯域約160nmを得た。強励起下では励起準位間(ES)発光が寄与するため、SLD素子においては帯域200~300nmが期待できる。この結果から、分解能数μm程度の高解像度OCTに資する光源が開発可能であることが示された。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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