研課題
J-GLOBAL ID:202104007836454935  研究課題コード:12101978

水と有機分子触媒を用いる可視光空気酸化反応

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 薬学部, 助教 )
研究概要:
芳香環上メチル基の酸化反応は重要であるが、安定で反応性の低い芳香環上メチル基を直接酸化することは非常に困難である。今回、溶媒に安価で環境に優しい水を用い、経済的かつ安全な可視光と空気中の分子状酸素存在下、基質に触媒量の光増感剤を加える穏和な条件での芳香環上メチル基の酸化反応を開発することを目的とした。基質として4-tert-ブチルトルエンを用いて検討を行ったところ、基質への溶解性の高い2-tert-ブチルアントラキノンが高い反応性を示した。さらに添加剤の検討を行ったところ、塩基の添加により目的の4-tert-ブチル安息香酸が高収率で得られた。基質一般性の検討を行った結果、芳香環に電子供与基や電子求引基が置換した基質でも良好な収率で反応が進行した。
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した研究課題タイトルの用語をもとにしたキーワードです
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

前のページに戻る