研課題
J-GLOBAL ID:202104007858527324  研究課題コード:11104469

可視光応答型光触媒による水の完全分解からの高効率水素生成

実施期間:2011 - 2012
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 大学院工学研究科, 助教 )
研究概要:
本研究は、太陽光エネルギーを高効率で利用可能とし、水溶液から水素を製造するための可視光でも触媒作用を発現する光触媒の開発を行うものである。水素生成光触媒としてチタン酸ストロンチウム系及び硫化カドミウム亜鉛系について検討を行った。特にCd0.3Zn0.7S光触媒が、Na2SO3/Na2S混合水溶液からの水素生成に優れた活性を示した。その水素生成量は、7時間の可視光照射後11mmol/gに達し、平均水素生成速度は、1.7mmol/h-g(最大生成速度は1.9mmol/h-g)であった。さらに、Cd0.3Zn0.7Sに助触媒として金属硫化物を担持すると水素生成活性が向上することを見出した。水素生成量、水素生成速度共に約2倍の活性を示し、Cd0.3Zn0.7Sへの金属硫化物担持が極めて有用であることが分った。
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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