研課題
J-GLOBAL ID:202104008224622053  研究課題コード:11101832

マダイにおけるDNAマーカーを用いた親魚判別とBLUP法を用いた親魚の遺伝的能力評価

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 農学研究科, 准教授 )
研究概要:
本課題はマダイにおいてDNAマーカーを用い親子判別を行い、得られた家系情報を用いた親魚の遺伝的能力評価と遺伝的能力に基づく選抜育種の可能性の検討を目的とした。マダイにおいて開発された10のDNAマーカーを用い、3168個体の種苗中、約93%に当たる2932個体の親魚を特定することができた。さらに家系情報を用いたBLUP法により親魚の育種価(遺伝的能力)を推定したところ、集団の平均値を10%程度上昇させうる親魚がいる一方で10%程度低下させうる個体もいることがわかった。また、両親の育種価と仔魚の体長との間には正の有意な相関があり、育種価を指標とした選抜が有効性である可能性が示された。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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