研課題
J-GLOBAL ID:202104008408395661  研究課題コード:12102556

医薬品原料光学活性α-アミノ酸両鏡像体の簡便かつ安全合成法の開発

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 理工研究域物質化学系, 教授 )
研究概要:
有用な生理活性を有する医薬品の合成原料として重要な光学活性α-アミノ酸の両鏡像体の簡便安全合成法確立を目的に、諸課題の克服を目指した。即ち、両鏡像体ともに安価で入手容易な酒石酸のアミド誘導体を不斉源として活用し、より安全安価なシアニド源のアセトンシアノヒドリンとニトロンとの不斉付加ルートにより、光学活性α-アミノニトリルの合成法を確立した。また、不斉源の減量化の可能性を示し、生成物の光学活性α-アミノ酸への変換ルートも見出し、目標の相当の部分を達成できた。しかし、後者のシアノ化生成物よりα-アミノ酸への変換の改善が新たな課題として明確となり、今後この変換手法の確立により実用化可能な技術へと展開する予定である。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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