研課題
J-GLOBAL ID:202104009035854748  研究課題コード:11104381

生体内で産生する脂質ラジカルの蛍光検出手法開発

実施期間:2011 - 2012
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 薬学研究院, 准教授 )
研究概要:
脂質過酸化物の最終代謝産物とタンパク質との複合体が、がんや炎症時の血管新生に密接に関与していることが報告された。従って、代謝産物の反応開始点である脂質ラジカルの検出手法の開発は、疾患のメカニズム解明のためにも重要である。我々はこれまで、有機スピン化合物が脂質ラジカルと鋭敏に反応することを報告してきた。そこで本研究では、蛍光団を用いて、脂溶性環境下で脂質ラジカルと結合すると蛍光がONになる分子の開発を行った。開発した蛍光分子は、培養細胞レベルで実際に利用できる可能性を示した。今後さらに本研究を発展させることで、酸化ストレス疾患発症のメカニズム解明やその治療薬の開発に向けた技術移転の可能性を探索したいと考えている。
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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