研課題
J-GLOBAL ID:202104009057178320
研究課題コード:20319479
充放電高電流密度を確保するための亜鉛空気2次電池用実用電極触媒の開発
体系的課題番号:JPMJAS2015
実施期間:2020 - 2021
実施機関 (1件):
研究代表者:
(
, 大学院工学研究院, 教授 )
DOI:
https://doi.org/10.52926/JPMJAS2015
研究概要:
本研究は、2次電池の1つである亜鉛空気電池などの亜鉛系電池で次世代のエネルギー環境を大きく変えることを目標としている。亜鉛空気電池は、リチウムイオン電池に比べると5倍以上のエネルギー蓄積が可能である。タイは亜鉛の産出国であり、亜鉛系電池はタイにおいて大きく注目されている。また、リチウムより亜鉛は安全性が高い金属である。そのため、据置型2次電池を考える時、例えば亜鉛空気電池はとても低いWhあたりのコストを示す。そこで、本研究では、亜鉛系電池の実用化のために、電流密度の向上を目指した触媒系の構築と、それを用いた実用に近い亜鉛系電池の創製を目指す。本研究において目指す実装に向けた電流密度は60mAcm-2程度である。本研究により実用に耐える触媒を得て、それを用いて、実際に亜鉛空気電池、亜鉛フロー電池モジュールを組み立て、実用可能性を実証する。特に設置型亜鉛系2次電池の実用化により、電力平準化に貢献できるとともにエネルギーをよりクリーンに、また、国産鉱物を用いた技術革新をもたらす可能性がある。以上の取り組みを通して、日本発の新しい2次電池技術の実用化を加速し、SDGsのクリーンエネルギーを中心とする課題解決を支援する。
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環境・エネルギー分野
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