研課題
J-GLOBAL ID:202104009147050935
研究課題コード:7700007914
可逆性不死化ヒト肝細胞の作成とその医薬品開発への応用
実施期間:2006 - 2006
実施機関 (1件):
研究代表者:
(
, 医学部・歯学部附属病院, 助手 )
研究概要:
?通常は増殖しないヒト正常細胞に、容易に取り外すことが可能な増殖遺伝子を一時的に組み込むことで、正常な機能を保持したヒト細胞を大量、均質、低コストで作製する画期的技術(特許1)を開発した。その結果、ヒト肝細胞株CYNK-10 を作成した(寄託番号FERM BP-08657)。?自己組織化ゲルPuraMatrix を用いて細胞を3次元培養し(特許2)、薬物評価が可能な肝組織をin vitro で作成し、薬物代謝能を検討する。?医薬品開発の成功率を高めるためには、ヒトでのデータを予測できる均一な品質のヒト肝細胞が望ましい。現在、ヒト正常肝細胞は海外から購入されている(15 万円/百万個のヒト肝細胞)が、1)供給が不十分、2)細胞の品質にばらつきが多いという欠点がある。我々が開発した技術は、品質の均一なヒト肝細胞が作成できるためニーズが高い。本提案は、科学技術立国という国是とイノベーションを創出し、国の経済を下支えするという日本国の科学技術大綱に一致する。
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