研課題
J-GLOBAL ID:202104009647647440  研究課題コード:10102459

歯周病細菌特異結合ヒト唾液タンパク質スタセリンのアミノ酸配列を基盤とした新規歯周病細菌定着阻害剤の開発

実施期間:2010 - 2010
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部(歯学系), 准教授 )
研究概要:
本研究では、歯周病細菌が特異結合するヒト唾液タンパク質スタセリン上の複数の最小結合部位アミノ酸配列を基に、新規ペプチドおよびペプチド複合体を作製し、それらによる実験歯面モデル(in vitro)での歯周病細菌結合(定着)阻害能と、その阻害能の温度依存性を検討することを目的とした。 本ペプチドおよびペプチド複合体は、24°C、36°C、42°Cにおいて歯周病細菌の強い結合(定着)阻害能を示し、その阻害能は各温度間において有意な差は認められなかった。 以上より、本ペプチドおよびペプチド複合体は、口腔内温度においても安定した高い阻害能が示され、今後ヒト口腔(in vivo)を用いた同ペプチドによる歯周病細菌の定着阻害能を検討する。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

前のページに戻る