研課題
J-GLOBAL ID:202104009986489837  研究課題コード:19191281

北極水循環変化:環境の持続可能性と自然資源へのインパクト

体系的課題番号:JPMJSC1902
実施期間:2019 - 2021
実施機関 (1件):
研究代表者: ( , 生物資源学研究科, 准教授 )
DOI: https://doi.org/10.52926/JPMJSC1902
研究概要:
本研究は、北極の温暖化増幅に伴う水循環(降水、蒸発散、陸域貯留、河川流出)の変化に着目し、過去と温暖化時との違いを示しつつ、今後10年規模での水循環の将来予測と、極端現象が社会に与える影響の可能性の提示を目的とする。日本側チームは、ロシアで構築してきた陸域観測網と衛星観測による水循環変化の解析とともに、空間スケールの異なるモデル(全球気候>領域気候>陸面過程の各モデル)を構造化して、温暖化シナリオに基づく水循環の将来予測を試みる。ロシア側チームは、ロシアの水文気象観測データをとりまとめ、同様に水循環解析と領域モデル研究を行う。この共同研究により、これまで精査されてこなかった気候変動とロシア北極域での水循環変化の実態と将来像が提示され、さまざまな社会影響評価への活用、展開が期待される。
研究制度:
上位研究課題: 北極観測および北極域における自然利用とエネルギー資源開発のための科学技術
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構
報告書等:

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