研課題
J-GLOBAL ID:202104010292570929  研究課題コード:11102117

二酸化炭素固定化のための二官能性ポルフィリン金属錯体触媒の開発

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 大学院自然科学研究科, 准教授 )
研究概要:
第四級オニウムブロマイドを有する数種の金属ポルフィリン錯体触媒を開発した。これらの二官能性触媒は市販品から全4段階で収率良く合成した。中でも、第四級アンモニウムブロマイドを有するMgポルフィリンが最も高い触媒活性を示した。エポキシドに対して0.0008mol%の触媒を用いて無溶媒条件下でCO2圧1.7MPa・120°Cで24時間反応させると、環状炭酸エステルが83%で得られた。この時の触媒回転数(TON)は103,000回であった。基質適用範囲を調べるために、0.005mol%の触媒を用いて種々のエポキシドを反応に付すと、数時間以内に生成物を高収率で与えた。対応する無機担体固定化触媒も創製した。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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