研課題
J-GLOBAL ID:202104010473853973  研究課題コード:11101979

遊離ヘムを検出する蛍光発光型センサーの開発

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 情報工学研究院, 准教授 )
研究概要:
ヘムは生体にとって必須な色素である一方、活性酸素を発生する有害物質でもあり、病気の診断や治療法の開発につながる可能性がある。これまで我々は、蛍光ラベル化ヘムオキシゲナーゼ(HO)を利用した高感度ヘムセンサーを開発してきたが、消光型のため応用範囲が限られていた。そこで今回、ヘムと結合したHOに特異的に結合する蛋白質を利用し、蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)によってヘム濃度を測定する発光型センサーを開発することとした。本研究を通してヘム結合型HOと当該蛋白質との特異的結合をFRETによって観測できる検出系を構築した。このセンサーは発光型であるため、生体試料から抽出したヘムを測定できるだけでなく、将来的には細胞内に導入して蛍光イメージング技術と組み合わせることにより、細胞内のヘムの動態観測に応用できる。
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した研究課題タイトルの用語をもとにしたキーワードです
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

前のページに戻る