研課題
J-GLOBAL ID:202104010672567939  研究課題コード:15657241

ネパール大地震による歴史的建造物被害調査に基づく脆弱性再評価と耐震補強法の検討

実施期間:2015 - 2016
実施機関 (1件):
研究代表者: ( , 地球環境学堂, 教授 )
研究概要:
本研究は、過去に行ったネパール・カ トマンズバレーの歴史的建造物の脆弱性 再評価と被害推定の検証を行い、今後の 歴史的建造物再評価のためのフラジリテ ィカーブの再構築と、再建に伴う補強法 の提案を行うことである。 そのために、衛星画像を用いて被害の 全体像を正確に把握するとともに、確率 的なハザード解析で求めたカトマンズバ レー固有の地震動を実観測記録を基に再 検討する。また、歴史的建造物の耐力再 評価のために、トリブバン大学と協力し て新たな構造要素試験や悉皆(しっかい) 調査を行い、歴史的建造物に対する脆弱 性評価の精度の飛躍的な向上と、推奨す べき耐震補強法の提案を行う。 本研究により、今後の大地震で被災す る国・地域の被害把握活動の効率化や、 設計用地震動としての確率的地震動が示 す意味付けが明確となる。また、歴史的 建造物固有の脆弱度関数や補強方法とし てネパールに提案することで、同国のみ ならず我が国の被害推定技術や耐震技術 の国際展開に対して具体的な貢献が期待 できる。
研究制度:
上位研究課題: ネパール大震災
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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