研課題
J-GLOBAL ID:202104010715244497  研究課題コード:11103912

濡れ性制御による非延伸強誘電性ポリフッ化ビニリデン(PVDF)薄膜の導電性ポリマー上への転写製膜技術の開発

実施期間:2011 - 2012
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , その他部局等, 研究員 )
研究概要:
本研究は、非延伸で強誘電性(圧電性を含む)を有するポリフッ化ビニリデン(PVDF)薄膜を、大面積、低コスト製造が可能なRoll to Roll (RtoR) 法で成膜する為の重要な要素技術である、印刷ローラーから電極たる導電性ポリマー上へのPVDF溶液を転写する収率(転写率)を向上させる技術の研究と、その技術を実装して実際にRtoR法による成膜を実証する事を目的に行った。 具体的には、フレキソ印刷を模したジグを用い、各ローラーの濡れ性を表面処理により制御し、実際にRtoR法による成膜の実証を行った。結果として、転写率は、導電性ポリマーに転写するまでに二段階の転写を経た場合でも、当初目標の10%を大きく上回る事ができた。また、当初目標よりも若干厚いが、約2μm厚のPVDF膜を形成する事が出来た。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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