研課題
J-GLOBAL ID:202104010870779470
研究課題コード:12101192
三陸産水産食品加工廃棄物の再利用促進技術の開発
実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者:
(
, 農学部 応用生物科学科, 教授 )
研究概要:
三陸産のホタテ貝およびアワビから煮汁を作成し、これをトラフグの頭腎細胞に添加させ、マルチプレックスPCR法を用いて、13種類のサイトカイン遺伝子の発現について経時的に測定を行った。その結果、ホタテ貝においては、炎症性のサイトカインであるインターロイキン(IL)-1β、IL-6や腫瘍壊死因子(TNF)-α、抗ウイルス性を示すタイプ1インターフェロン(IFN)の上昇が確認された。一方、アワビにおいてもIL-1β、IL-6およびIL-18の発現の上昇が確認された。従って、今回用いたホタテ貝とアワビの煮汁には、魚類の免疫系を活性化する成分が含まれていることが示唆された。
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