研課題
J-GLOBAL ID:202104011451457388  研究課題コード:12101995

スケールダウンされた環境水フェノール指標の測定装置の開発

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 工学部応用化学科, 教授 )
研究概要:
本研究では、様々な夾雑物や懸濁物が含まれる排水試料に対応可能なフェノール類の小型蒸留装置を製作し、4-アミノアンチピリン法に基づくシーケンシャルインジェクション分析(SIA)法を用いて留出液中のフェノール類を定量する手法を開発した。フェノール標準溶液を本蒸留装置で蒸留後、留出液をSIAにより定量した結果、95~103%の回収率を得た。本蒸留装置による試料体積は最小で35 mLであり、JIS K 0102法の約1/7に低減された。各種の排水試料を本法により分析した結果は、同JIS法による結果と良く一致した。今後、蒸留/化学分析法によって測定されるふっ素化合物、シアン化合物への展開が期待される。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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