研課題
J-GLOBAL ID:202104011530986442  研究課題コード:12101945

c軸高配向シリコゲルマン酸ランタン多結晶体の作製とSOFC電解質への応用

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 大学院工学研究科, 教授 )
研究概要:
サンドイッチ型のLa2Si2O7/La2(Si,Ge)O5/La2Si2O7拡散対を加熱することで、クラック密度の低いc軸配向La9.33(Si5.22Ge0.78)O26多結晶体を作製した。これを特定成分の結晶混合粉体と共に熱処理することで、Si席の占有率を操作することに成功した。得られた結晶配向電解質に電極を施して、複素インピーダンス法で酸化物イオン伝導度を測定したところ、例えば600°Cでは熱処理前の約1.4倍の値(4.8×10-2S/cm)を達成した。さらにクラック密度の抑制にも成功し、高品質な円盤状結晶配向電解質を得た。燃料電池セルを作製して発電実験を行った。電極と電解質間の密着性を改善することで、さらなる発電性能の向上が期待できる。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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