研課題
J-GLOBAL ID:202104011599944024  研究課題コード:14545153

地域・伝統知と科学知の融合を活かしたアジア太平洋地域における社会・生態システムの将来シナリオとガバナンス

体系的課題番号:JPMJRX14F4
実施期間:2014 - 2015
実施機関 (1件):
研究代表者: ( , サステイナビリティと平和研究所, 学術研究官 )
DOI: https://doi.org/10.52926/JPMJRX14F4
研究概要:
2012年4月に設立された「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム」により、国際的に生物多様性や生態系サービスを評価する新たな枠組みや手法、またその成果を諸政策につなげるための検討が行われている。一方、今後予想される社会経済および地球環境の変化により、かつてない規模の生物多様性・生態系への影響が懸念される。こうした影響を未然に回避・緩和するには、自然的要因と社会経済的要因を包含した将来予測シナリオの構築とそれと連動した生態系サービスと人間の福利の予測評価モデルの確立が不可欠である。そのため、生態系サービスの包括的維持機構である「自然資本」を、さまざまなステークホルダーの参加により、複数の空間スケールにわたって重層的に共同管理していくためのガバナンス構築が急務となっている。 本FSは、アジア太平洋地域を対象として、将来シナリオ研究を縦軸に、伝統的な知識・技術と科学知・技術との融合システムの検討を横軸にして、多様な主体との連携で自然資本の重層的なガバナンス構築と社会実装をめざすための課題とアプローチ・手法を特定するとともに、行政・民間企業・NGOを含めた関係主体との協働ネットワークを形成する。これを通じて、フューチャー・アースの主に”Transformation towards Sustainability”に関して自然共生型の社会転換に向けた具体的な研究展開に貢献することをめざし、フューチャー・アースが重視するCo-Designと研究知見の共同創出を具現化する。
研究制度:
上位研究課題: フューチャー・アース構想の推進事業
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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