研課題
J-GLOBAL ID:202104011943905440  研究課題コード:13411916

4型コラーゲンからのシグナルを利用した新しい喘息治療薬の可能性を検証する

実施期間:2013 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 生物資源科学部, 助教 )
研究概要:
喘息患者の気道では粘液の主成分であるムチンタンパク質が過剰に産生され、気道閉塞を誘導する。ムチン産生の抑制は喘息症状緩和につながる。これまでに研究責任者らは、細胞外基質の成分である4型コラーゲンからのシグナルが、接着分子インテグリンやAktキナーゼを介して、ムチンの産生を抑制する現象を見出し、この経路の制御によってムチン産生を5割抑制することを目標とした。 本研究開発の結果、ヒト気道上皮細胞においてAktの特異的な活性化によってムチン産生を6割抑制できた。また新たに、インテグリンα2サブユニットの特異的な阻害によってムチン産生が7割抑制される現象を見出した。今後はAkt活性化剤、インテグリンα2阻害剤によるムチン産生の抑制効果を明らかにして、新規喘息治療薬開発への展開を図る。
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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