研課題
J-GLOBAL ID:202104012128359071  研究課題コード:11101955

セルロースナノファイバーを補強剤とした機能性ゴム材料の開発

実施期間:2011 - 2012
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , その他部局等, 研究員 )
研究概要:
本研究では補強剤としてセルロースナノファイバー(CNF)、母材として天然ゴムを用いることにより、何れも植物由来の原料のためカーボンニュートラルで環境低負荷型の新規機能性ゴム材料を開発することを目標とした。CNF の形状最適化、天然ゴムへの均一分散化、界面接着性の向上などについて検討した結果、CNF の添加量が 10phr 以下でも防振ゴムなどの工業用ゴム製品と同等の引張物性を示すゴム材料が得られた。また、ゴム用補強剤として広く利用されているカーボンブラック(CB)を配合したゴム材料を CNF 添加ゴム材料で置き換えることで、引張物性を維持しながら約 18%軽量化できることが明らかになった。機能性の一つとして計画していた制振特性の付与には至らなかったが、開発材料は従来材料に比べて環境低負荷型で軽量化や明色配合が可能なゴム材料として工業用ゴム製品分野への応用が期待できる。
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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