研課題
J-GLOBAL ID:202104012140349456  研究課題コード:11101888

微小部分への対応が可能な新規ひずみセンシング材料の開発

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 材料化学部, 研究員 )
研究概要:
顕微ラマン法によるひずみの検出は、空間分解能に優れているため、この方法により微小部分への対応が容易となると考えられる。そこで、ラマン活性な三重結合を主鎖に持つ新規ポリウレタンの合成を行った。得られたポリマーは塗布が可能な材料であったため、ひずみを検出したい基板に塗布して、種々の力でひずみを加えた状態でのラマンスペクトルを測定し、アセチレン由来のピークの位置の変化を調べた。その結果、アセチレン由来ピークの低波数側への移動が観測された。そこで、感度を調べたところ、-2cm-1/1%ひずみであった。従来はプレポリマーを塗布した後に加熱する必要があったが、本研究で合成した材料には加熱の必要がなくなった。今後は、更なる精度と感度の向上をすすめていきたい。
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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