研課題
J-GLOBAL ID:202104012293233430  研究課題コード:11102201

社会基盤構造物の健全性評価に関する簡易診断技術の開発

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 大学院工学研究科, 教授 )
研究概要:
本研究では、小型加振器を用いた簡便な振動試験法を提案した.供試体実験では、凍害、塩害、地震による劣化損傷を模擬して、損傷レベルと構造性能 (剛性、耐荷力、変形性能) および振動特性 (固有振動数や減衰定数) の関係を整理し、健全性評価に関する基礎的データを収集した.さらに応用研究として、小型加振器による道路橋と鉄道橋の現場試験を行った.その結果、スパン15m程度以下の橋であれば、500Nの小型加振器でも精緻な振動試験が可能になることや、加振器の周波数を高く設定することによって、主桁や床版などの部位・部材の局所的な振動特性を抽出し、損傷位置の同定や損傷レベルの評価が可能になることを示した.今後は、様々な環境作用を与えた供試体実験によって基礎的データを収集し、現場試験の経験を重ねることによって、簡易点検技術の高度化と実用化につなげる.
タイトルに関連する用語 (6件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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