研課題
J-GLOBAL ID:202104012321284526  研究課題コード:12102015

高性能色素増感太陽電池電極表面デザイン技術の開発

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 工学部材料創造工学科, 教授 )
研究概要:
本研究は色素増感太陽電池の逆電流を抑えるため、有機シラン系単分子膜によるTiO2電極表面修飾技術の開発を行い、開路電圧とフィルファクターを、それぞれ0.75 Vと0.65以上に向上させることを目標とする。各種有機シランを用いてTiO2電極表面修飾を行った。有機シラン単分子膜の形成により色素増感太陽電池の電子寿命、開路電圧、フィルファクターを向上できた。フッ素化アルキル鎖を有するFOS-C10F17は、もっとも有効的なシラン処理剤であり、開路電圧とフィルファクターをそれぞれ0.74Vと73.4%に向上することができ、目標値の開路電圧にほぼ達成でき、目標値のフィルファクターより大きく向上した。さらに色素太陽電池のエネルギー変換率を18%向上できた。今後、企業との共同研究を行い、本技術の実用化を進めていく予定である。
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した研究課題タイトルの用語をもとにしたキーワードです
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

前のページに戻る