研課題
J-GLOBAL ID:202104012742886568  研究課題コード:12102523

ラベンダーオイルを利用した低コストなフジコナカイガラムシ性フェロモン剤の開発

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 生物多様性研究領域, 主任研究員 )
研究概要:
厚い体表ワックスを有するフジコナカイガラムシは殺虫剤の効きにくい害虫であるが、この虫の性フェロモン物質(フジコノールの酪酸エステル)を大量に散布すると交尾・繁殖を抑えられること(交信撹乱効果)が実証されている。フジコノールの商業的な合成方法は確立していないが、天然のラベンダーオイルに含まれるラバンズロールを酸性条件下で異性化して生成することができる。本研究では、天然のラベンダーオイルを原料としてフジコナのフェロモン剤を作成した。この製剤は純品の合成フェロモンと同等以上の交信撹乱効果を発揮した。天然植物精油という「バイオマス」を利用した害虫管理資材であり、持続的な活用が期待できる。
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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