研課題
J-GLOBAL ID:202104013541642870  研究課題コード:11103936

海洋メタゲノムを利用した免疫応答促進ペプチドの探索

実施期間:2011 - 2012
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 大学院先端物質科学研究科, 准教授 )
研究概要:
カイメンから分離される生理活性物質の多くが共生細菌によって生産されているが、これらの細菌を培養することは困難であるため、メタゲノムとしてDNAをライブラリー化した。本研究は、10万クローンからin silicoでペプチド新生経路をもつ120クローンに候補を絞り、創薬シーズにつながるペプチドスクリーニングを目的とした。その結果、好中球走化性の合成ペプチドであるfMLPを上回る免疫応答促活性を示す3クローンが得られ、最も活性の高いクローンについて、活性本体の同定と原遺伝子クラスターを分離することに成功した。同定されたペプチドは新規ペプチドであり、未知・新規の生理活性ペプチド探索のツールとして本法が有効であることが示された。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

前のページに戻る