研課題
J-GLOBAL ID:202104013802493850  研究課題コード:11102217

加工性が高くナノポア径制御可能なキチン・キトサン膜の生医学材料への適用性評価

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 農学研究科, 助教 )
研究概要:
本研究では、アシルキチン/ポリカプロラクトン(PCL)ブレンドと部分分解により調製されるナノポーラス膜のプロセッシング性調査、膜の基本的なキャラクタリゼーション、および生医学材料としての適用性評価を目的とした。膜の力学特性は、成分間の相溶性とブレンド組成により幅広く制御できた。膜中のPCL成分の等温結晶化挙動の解析によって、膜内でのアシルキチン非晶、PCL非晶部、ならびにPCL結晶部の混在様式を明らかにした。これにより、部分分解プロセスと膜の微細構造との関係が明確化できるようになった。以上のように膜自体の評価についてはほぼ予定通りの成果が得られたが、生医学材料への応用について再現性のあるデータを得るためには、更なる検討が必要である。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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