研課題
J-GLOBAL ID:202104013926226176  研究課題コード:12101882

溶融塩を媒体とした希土類元素の電析によるニッケル-水素2次電池用負極の作製技術の開発

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 大学院工学資源学研究科, 教授 )
研究概要:
現在のNi-水素電池の負極材にはNiと希土類元素から成る水素吸蔵合金が使用されているが、作製までの工程数が多く製造コストが高いという問題がある。本研究は、溶融塩を媒体とした希土類元素の電析によりNi-水素電池用負極材の簡便な作製法の開発を目指した。本研究により、Niを基材試料とし、溶融塩を媒体としてCeおよびLaを電析することにより、水素吸蔵合金であるCeNi5およびLaNi5を表面層とする電極を作製することができた。これらの電極について、電池の負極特性である水素チャージ後のアノード分極特性を調べた結果、LaNi5を表面層とする電極のアノード電流が実電池負極のそれに近い値になることが明かになった。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

前のページに戻る