研課題
J-GLOBAL ID:202104013983393895  研究課題コード:21461416

日本型持続可能な次世代養殖システムの開発

体系的課題番号:JPMJMI21C1
実施期間:2021 - 2025
実施機関 (1件):
研究代表者: ( , 生産技術研究所, リサーチフェロー )
DOI: https://doi.org/10.52926/JPMJMI21C1
研究概要:
多様な環境で魚種も多種に渡る、日本型養殖の「餌」・「種(たね)」・「場」の研究を進め、持続可能な次世代型養殖システムを構築し、日本の魚食文化を守り、日本の水産業復活の一助となることを目指す。「餌」では、魚に魚を餌として与える従来飼料から、必須栄養素であるEPA・DHAを発酵技術で植物から生産し、さらに、これら栄養素の代謝物研究を基盤とした 「餌」の新規設計技術を開発する。「種(たね)」では、魚を早期に成熟させ、遺伝情報を利用した画期的な選抜育種法を組み合わせることにより、育種期間を画期的に短縮、少ない飼料で成長が早い優良魚種の育種を目指す。また、不妊化技術で優良品種の国外流出や不正利用を防ぐ手法の確立や優良品種を半永久的に保存するため、生殖細胞保存による品種のバンクの構築も検討する。「場」では、自然エネルギーを活用し、養殖海域と水深の可動や自動給餌が可能となる沖合・洋上養殖システムを構築する。これら「餌、種(たね)、場」の研究成果を統合した次世代型養殖システムにより、持続可能かつ食文化を豊かにする、日本型の多様な環境と魚種に適合する養殖の実現を目指す。本システムは、世界の良質タンパク質源の持続的な供給および海洋資源の維持保全にも繋がる。
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
上位研究課題: 持続可能な社会の実現「将来の環境変化に対応する革新的な食料生産技術の創出(本格研究)」
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構
報告書等:

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