研課題
J-GLOBAL ID:202104014224656160  研究課題コード:08004751

RNAシンセティック・バイオロジー

実施期間:2006 - 2011
実施機関 (1件):
研究代表者: ( , 大学院生命科学研究科, 教授 )
研究概要:
「DNA二重らせん」の発見以降、20世紀後半には、生体分子についての膨大な分子生物学・生化学の研究成果が蓄積されました。ポストゲノム研究の時代となった現在、これらの成果を基盤として生命システムを再構築することにより、生体分子を「人工的に創り出す」という新しいテクノロジーを誘発しようとする「シンセティック・バイオロジー」分野創成の気運が高まっています。 本プロジェクトは、この新分野の先進的な開拓を進め、独自に機能性人工RNAやRNA-タンパク質複合体(RNP)創製のための基盤技術を確立し、これを用いる細胞機能制御技術の開発を目指しました。日本側とフランス側は、RNAやRNPの分子デザイン、構築および細胞機能制御への応用と、それに資する構造生物学、情報生物学、分子動力学の研究を、それぞれ担当しました。これにより、RNPモチーフを活用してヒト細胞内で特定のタンパク質に応答する翻訳制御系を構築し、これをもとに環境変動に応答して細胞の運命(生死)を制御できる様々なRNPシステムの開発に成功するとともに、RNPを利用してRNA単独では形成不可能な構造体の構築に成功しました。 本共同研究において、特定の機能を持つRNAやRNPの人工的な創製法が確立されたことにより、RNAおよびRNP分子デザインの有用性が実証されました。
タイトルに関連する用語 (1件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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