研課題
J-GLOBAL ID:202104014400366328  研究課題コード:12102129

キクイモ抽出物に含まれるスギ花粉症軽減物質の同定とその応用

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 農学部, 助教 )
研究概要:
申請者はキクイモの高度利用を目的として、キクイモ抽出物に優れた花粉症軽減効果があることを動物実験により明らかにした。本課題では、キクイモ抽出物中の花粉症軽減物質を同定するとともに、その作用機序の解明を目的とした。キクイモ抽出物をHPLCにより分画し、腸管パイエル板のIL-4産生抑制効果、樹状細胞の抗原提示抑制作用、マスト細胞の脱顆粒抑制作用について検討した。その結果、ピークBにおいて顕著な活性が認められた。EI-MS及びNMR解析に供し構造解析を行ったところ、活性成分は1-(3'、4'-dihydroxycinnamoyl)cyclopentane-2、3-diolと同定された。また、キクイモ茶にも上記の活性成分が含まれることをHPLC分析により確認した。以上より、キクイモ抽出物の花粉症軽減効果における活性成分とその作用機序が明らかとなった。
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タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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