研課題
J-GLOBAL ID:202104014522847882
研究課題コード:13412311
簡便、高感度なウイロイドの網羅的診断技術の開発
実施期間:2013 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者:
(
, 生命科学研究部, 研究員 )
研究概要:
多くの農作物において、ウイロイド感染による深刻な被害が生じている。しかし、未知ウイロイドの簡便で効率的な診断技術はない。本課題では、2本鎖RNA結合タンパク質DRB4*を利用したウイロイドの簡易な精製方法の確立を試みた。従来の方法では全く検出できなかったが、本研究で検討した条件で罹病植物由来トータルRNAを処理し、DRB4*で2本鎖RNAを精製すると、ウイロイドを検出できた。しかし、その精製効率は低く、実用化に届くレベルではなかった。今後は、DRB4*に代わる新規素材を探索するなど、ウイロイドの精製効率を上昇させる手法を確立し、簡便・高感度なウイロイドの網羅的診断技術の開発を目指す。
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