研課題
J-GLOBAL ID:202104014576233650  研究課題コード:7700000054

井上光不斉反応プロジェクト

体系的課題番号:JPMJER9601
実施期間:1996 - 2001
実施機関 (1件):
研究代表者: ( , 工学部分子化学専攻, 教授 )
DOI: https://doi.org/10.52926/JPMJER9601
研究概要:
医薬などキラル化合物のニーズの高まりを背景に、光を用いる新規不斉合成法の開発と、光不斉反応を制御するための指導原理の解明を目指した。その結果、円偏光のみを物理的不斉源とする絶対不斉合成では Bonnerらによる「宇宙におけるホモキラリティー創成仮説」を支持する知見を得、また、多光子過程を利用した絶対不斉合成にも成功した。光不斉増殖系では、「光不斉反応の多次元制御」による光学収率の飛躍的向上(従来の7%から100%を達成)と「光不斉反応のエントロピー制御」という新概念を提案した。超分子を用いる光不斉合成でも、最高41%の光学収率を得るとともに、キラル化合物の絶対配置の新決定法の開発に成功した。これらの成果は、従来のエンタルピー化学から、弱い相互作用を制御するエントロピー化学への発展とその応用に結びつくと期待される。
タイトルに関連する用語 (2件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構
報告書等:

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