研課題
J-GLOBAL ID:202104014650888966  研究課題コード:10102609

カーボンナノホーンによる高導電性・高熱伝導性ゴムペーストの開発

実施期間:2010 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 工学(系)研究科(研究院), 准教授 )
研究概要:
本研究では、低コストで大量合成した導電性カーボンナノホーン(CNF)を用い、高導電性・高熱伝導性のゴムペーストを開発した。従来、カーボンブラックによるゴムペーストの導電率は 0.1S/cm 以下で、本研究で数十 S/cm でかつ熱伝導率が数十 W/m・K を目標とした。10wt%の CNF をフッ素ゴムにイオン液体と混合することで、従来問題であった CNF の凝集を押さえ、均一分散の技術を確立した。CNFのゴム中での特定含有率(パーコレーション閾値)が 15wt%程度であることを明らかに、導電率 15S/cm、熱伝導率 18W/m・K を実現した。未だ CNF のネットワーク形成が不十分で、今後この問題を解決することで、伸縮自在な配線材料やセンサ、ユビキタスデバイスへ応用する。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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