研課題
J-GLOBAL ID:202104014858380249  研究課題コード:12102550

すい臓がんに作用する微生物毒素の探索

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 大学院情報工学研究院 生命情報工学研究系, 准教授 )
研究概要:
微生物Bt菌には様々な菌株が存在し、標的がん細胞を選択的に認識し破壊する一群の抗がん性タンパク質を生産する。しかし、発見や治療が難しいとされる「ヒトすい臓がん」に作用するBt菌タンパク質は報告がない。今回4749株のBt菌から、ヒトすい臓がん細胞に作用する新しい抗がん性タンパク質の同定を目標とした。これまで複数のBt菌株の同時培養系と抗がん作用評価系を確立し、効率的ながん作用のスクリーニングを行った。結果、2種のヒトすい臓がん培養細胞に作用する49株のBt菌を発見した。これまでの研究の達成度は約60%であり、今後、菌株からのがん作用の再現性の確認、毒素分子とその遺伝子の同定を行う。新規のヒトすい臓がん細胞特異的な分子は、がん診断や抗がん製剤のシーズ分子として期待される。
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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