研課題
J-GLOBAL ID:202104014908841625  研究課題コード:11104576

解体コンクリート有効利用のための重金属分離技術

実施期間:2011 - 2012
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 大学院工学研究院, 教授 )
研究概要:
本研究は、解体コンクリートの再生過程において発生する微粉処理の問題を解決すべく、微粉に吸着・含有される恐れのある重金属を微粉から分離・回収することによって、解体コンクリートの有効利用の促進を目指すものである。これを達成するため、微粉に含有される重金属の80%分離・回収を目標とし、研究期間を鑑みて重金属の対象は鉛に限定して研究を実施した。その結果、鉛が吸着したセメントペースト試料は、CaCl2・2H2O溶液中で鉛を脱着し、CaCl2・2H2O溶液濃度が35%~40%のとき、吸着量の70%を脱着することが明らかとなった。このことから、セメントに吸着した鉛の分離・回収が少なくとも70%までは可能であることを明らかとし、当初目標に近い結果を得ることができた。
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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