研課題
J-GLOBAL ID:202104014945683274  研究課題コード:12101380

ナノカーボンを基盤とする超軽量・大面積放射性物質吸着フレキシブルシートの開発

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 自然科学研究科 産業創成工学専攻, 教授 )
研究概要:
球状カーボンナノホーン(S-CNH)を圧延加工によって不織布に担持し,軽量な放射線遮蔽シートの開発を行った.CNH担持不織布の放射線遮蔽特性の評価にはX線CT装置を用いた.またS-CNHと粉末タングステン,及び粉末タングステンのみを担持した不織布をそれぞれ比較したところ,S-CNHは粉末タングステンを上回る放射線遮蔽特性を示すことが示唆された.さらに放射性物質を含む汚染水にS-CNHを添加し,撹拌後に濾過を行った.濾過水が含む放射性物質は,原水と比較してI-131が89%減少,Cs-134,137,136は検出限界以下の値であった.この結果から,S-CNHは放射性物質を吸着し,効果的に除染を行えることが確認できた.
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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