研課題
J-GLOBAL ID:202104014976773719  研究課題コード:20337190

耐熱性放線菌由来PET分解酵素による廃棄PETのケミカルリサイクルの実用化

体系的課題番号:JPMJTR20U2
実施期間:2020 - 2022
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 生命環境科学研究科, 教授 )
DOI: https://doi.org/10.52926/JPMJTR20U2
研究概要:
SDGsの重要課題であるプラスチック汚染の解決において、ケミカルリサイクルは原料に戻して再生利用するので最も理想的である。特に使用量の多いPETは一段階でモノマーに変換できるプラスチックで、そのリサイクルへの酵素の利用はエネルギー負荷の観点から有望である。PETのガラス転移温度が70°C以上であるため、これまで酵素の耐熱性がネックとなっていたが、我々はこの条件を満たすクチナーゼCut190を保有し、非晶性PETには既に高い分解効率を達成した。本酵素の最適化とともに、PETボトル等の結晶性PETの物理化学的前処理を試み、前処理と酵素の両面からリサイクル可能な分散型のシステムを提案する。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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