研課題
J-GLOBAL ID:202104014999461595  研究課題コード:10102615

生体適合性および加工性に優れた医療用新規シロキサン系高分子材料の創製

実施期間:2010 - 2010
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 工学部, 教授 )
研究概要:
本研究では、高極性基の導入により分子間相互作用を増大させ、その結果、高いガラス転移温度(熱安定性)・強い親水性・接着性などの加工性を有するように設計されたポリ(テトラメチル-p-シルフェニレンシロキサン)誘導体を創製することを目標とした。 具体的には、ポリジメチルシロキサンと双性イオン性基を有するポリ(テトラメチル-p-シルフェニレンシロキサン)とのABA型ブロック共重合体の合成を行った。異なる組成のABA型ブロック共重合体の合成を行ったところ、得られたブロック共重合体は、-50~400°Cの間に明確なガラス転移温度を示すことがなく溶融することがないことから高い熱安定性を示すことが明らかとなり、さらに、水のみに溶解する強い親水性を有しガラス基板上に安定な薄膜形成を行うことができることから接着性を有することが明らかとなった。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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