研課題
J-GLOBAL ID:202104015132295354  研究課題コード:12101396

誤嚥性肺炎の予防を目的とした細菌定量システムの開発

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 歯学部, 教授 )
研究概要:
肺での感染防御機能が減弱した高齢者では、口腔内細菌が誤嚥によって気道に入り込み、誤嚥性肺炎を引き起こす。本事業では、歯周病原細菌叢の検出が可能な電気化学的バイオチップを使用し、誤嚥性肺炎予防に向けた診断機器の開発を目指した。 高齢者の歯肉溝滲出液を対象に、電気化学的バイオチップによる菌叢解析を行った。DNAプローブについては配列を最適化し、全プローブで目的菌種の選択的な検出が可能となった。同サンプルに対してreal-time RT-PCR解析およびT-RFLP法を行い、その結果も確認した。 さらに、胃瘻造設者を対象に行った解析結果では、特に残存歯がなく、口腔乾燥を呈する対象者群で、専門的口腔ケアの介入による口腔内細菌叢の変化が確認され、その臨床的活用の可能性が示唆された。
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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