研課題
J-GLOBAL ID:202104015202394029  研究課題コード:12102699

低接触熱抵抗材料としての高配向CNT膜の最適設計指針の提案

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 工学部 機械システム工学科, 助教 )
研究概要:
電子デバイス分野における低接触熱抵抗材料の開発を行った。通常、固体接触における真実接触面積は非常に小さいため、相手面に追従可能な表面の開発が重要である。そこで、カーボンナノチューブ配向材料を用いて実質熱伝導率100W/mKを実現するような放熱シートの開発を目指した。この材料ではブラシのように相手面の粗さに追従して変形し、熱をより効率的に伝えることが可能となる。本課題では不明であった接触条件(面圧・表面粗さなど)の最適設計指針を定常熱流法により実験的に明らかにした。具体的には、放熱シートを挟む込む面の表面粗さが最も重要であり、鏡面よりも若干の粗さを付与した場合に最大で4倍近く熱を伝えることが可能になった。
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した研究課題タイトルの用語をもとにしたキーワードです
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

前のページに戻る