研課題
J-GLOBAL ID:202104015449385162
研究課題コード:12101828
血中ペルオキシレドキシン6のメチルグリオキザールによる翻訳後修飾を標的とした糖尿病合併症の早期診断法の開発
実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者:
(
, 大学院医学研究科, 准教授(寄附講座) )
研究概要:
激増する糖尿病患者の合併症罹患率は7割を超え、治療満足度は低く、治療に貢献する薬剤も十分でない。現在の診断マーカーであるHbA1cは有効性が示唆されているが、適用できない患者も存在する。糖尿病では高血糖や酸化ストレスによりメチルグリオキサール(MG)がタンパク質特に抗酸化酵素ペルオキシレドキシン6(Prx6)を修飾する。我々は、合併症の発症進展に強く関与するMG修飾Prx6を認識する抗体を保有しており、これを利用して簡便なMG修飾Prx6の測定系の確立を試みた。ヒト赤血球を利用した有用性検証を終え、キット化の最終段階へ至った。目標は概ね達成し、引き続きELISAを利用してMG修飾Prx6の定量化を図ることと、MG修飾Prx6の合併症進展における意義について、糖尿病罹病期間や腎症、網膜症の進行度が明らかとなっている臨床検体を対象として解析を試みている。一方で、LC/MS/MSシステムを利用した定量的フォーカストプロテオミクスを開始しており、今後HbA1cやグリコアルブリンと比較してMG修飾Prx6が糖尿病合併症の早期診断に役立つ最善のマーカーであることを実証する。
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