研課題
J-GLOBAL ID:202104015571606730  研究課題コード:12101269

陸生ラン藻を用いた放射性物質の除去及び荒廃土壌の回復技術の開発

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 生命科学研究支援センター 植物機能ゲノミクス部門, 助教 )
研究概要:
ラン藻による放射性物質除去ではラン藻のみだけでなく資材化することによっても吸収可能である事を明らかにした。ラン藻吸収量は平均で土壌の50%(1ヶ月間)以上であり、市販のゼオライトの吸収量(10%程度)と比較してラン藻の方が高いことが明らかとなった。 津波により塩害を受けた地域では津波後1年以降に作物収量増加が起こるため、ラン藻シートによる成長促進効果が有意に示されるポット試験を行った。その結果、ラン藻シート単独でも植物の背丈が最大2倍程度高くなることを明らかにした。 資材化に使用するラン藻を培養により得るために、培養システムのうち、培養方法に焦点を絞った結果、これまで行われてきた液体培養の収量をこれまでの2倍以上、増殖量は10倍以上に効率を高めた。 以上から、ラン藻を資材することで放射性物質の吸収、植物栽培が可能となることを明らかにした。
タイトルに関連する用語 (6件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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